やまのあな

以下、日記置き場。
過去ログ溜まったら適当に消します。

 

2024/3/18
家で『砂ぼうず』読んでたらヒートくんから電話。仕事でうちの近くに来てるとのこと。ご飯食べれてお茶できるお店あったら行かない?と言われたので、とりあえず家に上げてご飯を作り、コーヒーを淹れた。俺はインドア過激派になりつつある。ヒートくんは俺が昨日観に行った「黒岩あすかと夜」のギターでもあるので、自然にその話になった。感想を伝えるにあたって、「音の厚みが0から100まであるとして、音がその間を推移していく様に自分をシンクロさせていって、時系列が消えてだんだん点に近付いてきたときに歌詞と音がリンクするかどうかやんか」みたいなわかりにくい表現をしても1発で伝わる相手なので、話してて気持ちが良い。
帰り際、世にはびこっている、「何者かにならないといけない呪い」について思っていることを話したら、「何かを達成することよりも、遠い先でも続けられるものが良いものだと思う」みたいなこと言ってた。めちゃ友達だな、と思った。サスティナビリティーって本質的には「地球に優しく」みたいな話じゃなくて、こういうことなんじゃないかと思う。思うっていうか、本当は絶対そうだって確信してるけど、中学の卒業文集にテラカドが「絶対ということは絶対にない」って書いてたから、いつも「思う」くらいに留めてる。

 

2024/3/17
おたよりフォームのバグ直し。プログラミング自体よくわからんけど、API設定とかSSL証明書とかそのへんのことが全くわからん。調べ調べの騙し騙しでこれまで何とかやってきたが、ずっと目がグルグルしたまま、自分が何してるかすらわからん状態で操作するので、もしかしたらとんでもないことをしてるのではないかと心配になる。とりあえず今回も騙せてるとは思うけど、とんでもないことをしている可能性もなくはない。>>プログラ!おたよりフォーム
夕方、友だちのライブを見にベアーズへ。お客さんでパンパンだった。あたりを見回して、「ロン毛とおじさんばっかりやな」って友だちに言ったら「ライブハウスってそういうもんやんな」と返ってきた。そうか。ちなみに、俺も友達もロン毛でおじさんだ。
ベアーズに来たのは3回目なんだけど、3回ともお客さんがパンパンだった。昔東京のライブハウスでバイトしてたころ、パンパンになるようなイベントにしか来ないお客さんが一定数いて、全然平日は来ないくせに自分が一番常連だ、みたいな顔をして「ヤマザキっていつも同じ服着てるよね」などと知った風なことを大声で言われるのがあんまり好きじゃなかったんだけど、今となっては俺がそれになったんだ。と、少しさみしい気持ちになって帰った。
主催の「黒岩あすかと夜」のライブが本当によかった。これまでに数千本のライブ観てると思うけど、指折りの良さだったと思う。

 

2024/3/16
先日録ったラジオの編集。説明文とタイトルもつけて、今録り終わってる分は全部終了。やることやっててえらいけど、ちょっと過集中気味になって眼球が干しぶどうくらいまで乾いた。
自己啓発的な文脈で「自分が熱中できることをやれ」みたいなやつ、よくあると思うんだけど、俺の場合熱中してしまうのはグラフィックとDTMで、どちらも寝食もまばたきも忘れるレベルで熱中してしまうので、仕事にしなくてよかったと思っている。
今日は作業終盤のだいぶ乗ってるタイミングで急に思い立ち、壊れたまま長らく放置してたギターを分解。閉店間際のホームセンターでサイズの合うパーツを探してきて、自宅で修理。適度に歩いたり頭を休めたりできて良かった。最低限の健康を保つための防御機能が働いたって感じがする。
関係ないけど、先日大阪在住の友達が体調崩したって聞いてその日のうちにうす家のうどんを買ってお家に届けたんだけど、自分も食べてみたいという気持ちが抑えきれなくなり、それから何度か買って食べている。想像してたよりもおいしい。麺が荒い。そこが好き。具とかスープとか全部くっ付いたまま凍ってるから鍋に入れて火にかけるだけでよくて、病気の日とかに良さそう。あのスーパーのアルミトレイに入ってるうどんよりも寂しさを感じにくい。麺が荒いからだと思う。本当に荒いんだよ。チャンキーニットみたいな感じ。こういうものを買い置きしておいたら便利そう。ただ、とにかくでかくて冷凍庫の幅を取るのであんまりたくさん保管できない。麺だけ売ってたら良いのにな。公式ホームページには書いてあるけどうちの近所では見つからず。

 

2024/3/15
来月、佐久間の裕美子が関西に来るらしいので、一緒にトークイベントをやることになった(たぶん)。4/26(金)で、場所は大阪。詳細決まり次第またお知らせします。
雑談は割と得意なんだけど、トークとなると得意じゃない。バンドとか執筆とかやっておいてなんですが、あんまり人前に出たくないというか、できれば注目を集めたくない。子供の頃にしゃしゃり出過ぎてすべりまくってた記憶がユングのシャドウとして心の中に存在している。
今日は、家の近所の本屋さんに行ったらちょっと変な展開でお店の方とお客さんと三人で喋る感じになった。
居合わせた方が自分の本を出してみたいけどコンペに出す以外の方法がわからないって言っていて、どうやって本を出す流れになったのかと尋ねられた。その場では適当にインタビュー用みたいな回答をしたけど、ちゃんと思い返してみると俺は「会社入らない?」って言われて入社して、「記事書いてみない?」って言われて記事書いて、「本書いてみない?」って言われて本を書いて、そんな感じでやってきた。
独立してからも誘われたやつをひたすら受けたり受けなかったりしてるだけで、あんまり自分では何も決めてないのかも。名前も俺がつけた名前じゃないしな。愛されてるなって思った。
↓本人は不本意だと思うけどわずかにオゴい雰囲気を感じる。

 

2024/3/14
普段は欲しいものが全く思いつかないんだけど最近めっちゃ思いつく。と言っても麺鉢とか蒸篭とかなので、ほぼ木か土だ。木や土は拾うとタダだけど買うと高い。今年と来年は頑張って働いて、もうちょい生活を整えたい。再来年くらいからまた長期の休暇が取れたら良いかな。
獨協大学教授の森永卓郎氏がちょっと前から「新NISAは やるべきじゃない」って発信してて、今日もそんな感じの動画が出てきた。よくよく聞くと新NISAじゃなくてS&P500のことで、理由としてはアメリカのバブルが崩壊すると予測してるから、ということみたい。別に一理あるというか予測自体は普通で、そっち側に立つ人も一定数いるだろうって感じでどっちでも良いんだけど、「新NISAやるな」って言えば必然的に「日本円を持て」って言うことになるので、アメリカのバブルが崩壊しても日本円は大丈夫だと踏んでる理由が謎だな、と思った。それならオルカンか、あるいはちょい攻め気味にXIN9かDAX、場合によってはBTCやXRPのどれかを勧めるのが妥当だろう。っていうかこの普通の意見に「新NISAは〜」ってタイトリングして押し出すところが商売人だよな。クリックしちゃったよ。アプリの嘘広告に引っ掛かるのってこんな感じの気持ちかな。もう休んでくれ。
その動画のコメント欄で山崎元さんが亡くなっていたということを今さら知った。投資の勉強をしてた頃、山崎元さんが書いた本はたぶん全部読んだと思う。大体どの本も書いてある内容は一緒なんだけど、ターゲットごとに切り口や形式や文体を変えながら色々な本で同じ内容を書き続けていて、ちゃんと幅広い層に伝えようとしたらこうなるんだなと思って、そう言う意味でもかなり勉強させてもらった。本にもウェブにも書いてない細かい部分を聞きたくて、直接会いに行ったこともある。良い質問ですねって言われた記憶があるんだけど何を訪ねたのか忘れた。わいがまだ20代だったころの話。
ボーヴォワールが「文章を書いて発表するという行為は、人間たちが生きている世界への拒絶と人間たちへの呼びかけとの間の緊張を含んでいる。作家は人間たちと対立していると同時に、彼らと共に在る。これは困難な態度である。」みたいなことを『老い』かなんかに書いてた。ただの経済評論家だったらそんな難しいことしなくても仕事が成立するんだけど、山崎元さんはそこまでやってたので、作家だったんだと思う。なんかこのボーヴォワールの言葉、妙に響くんだよな。作家的な活動をする場合、読者に寄り添いつつも、読者も含んだ世界を批判して、なおかつ賛同を得ないといけないっていう難しいことをやらなきゃいけなくて、そこの角度調整に時間がかかる。あと麺鉢を街まで探しに行ったり、中国のサイトを巡回して特殊な蒸篭を探したり、ホームセンターで木材を眺めたりしてたらあっという間に1日終わるので、なかなか原稿に向き合う時間がとれない。今日はもうだめみたい。明日はやる。
↓関係ないけどSnõõperのニューシングルよかた。最近めっちゃ好き。